オーディション申し込みで必要なものって?
こんにちは、みのりです。
今日はバレエのオーディションをするにあたってなにを用意するべきか、基本的なことをお書きしたいと思います。
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このブログを書くにあたって、どこから記事を書いていけばいいかな…と思った時に真っ先に過去の自分を思い出しました。
バレリーナになりたいと本気で思い始めたのは、留学して1年経った後だったので16歳と割とこの世界では遅い年齢だったのですが、それでも踊ることは好きでも書類を揃えることや英語でリサーチすることは大の苦手のずぼらな性格だったので、そこらへんは「知っていないとなぁ」と思いつつもへらへらと全く分からないままでした。
なのでそんな過去のボンクラな自分に教えるように(皆さんは決してそのようなものではないですが)、分かりやすくご説明したいと思います。
「もう知っているよ〜」という方はおさらいのつもりで見て頂くか、飛ばしてしまっても構わないです。とにかくベーシック編。
まず大抵のカンパニーがオーディションの告知で用意してね〜と言っているのが
・CV(またはResume)
・写真
・オーディション動画
です。
まずCV。
CVってなに?なんのこと?という方、至極まともな質問です。大丈夫、全然分からなくて当たり前の単語です。
CVとはCurriculum Vitaeの略で、いわば履歴書ですね。ただその後に書いたResumeとなにが違うのかというと、どちらも履歴書という意味は正しいのですがResumeの場合はもっと簡潔且つシンプルで、日本の履歴書の様なスタイルの書き方です。対してCVはResumeのもっとアピールしたバーションといった感じで、職歴や学歴+もう少し踏み込んだことや自分でアレンジしたアピール内容を盛り込むタイプの履歴書です。
次に写真は主に顔写真(headshot)とポーズ写真(dance photo)です。
たまにポーズ写真を指定してくるカンパニーもあるので(例えば一番アラベスクなど)、そこらへんはカンパニーのオーディション告知の文を要チェックです。まぁ言うてもほとんど指定するカンパニーはありません。
ちなみに東京バレエは私が過去に書類を送った年では立った一番ポジションのみの指定でした。高身長、スタイル抜群の方以外には地獄の様なポジションでの写真指定で、書類で落ちてしまったことは言わずもがなです...- -
このように、指定してくる系はカンパニーがなにを求めているのか、どういう人材が欲しいのか分かりやすいですね。
最後に動画ですが、こちらはダンサーとしての自分を最大限によく見せられる踊りを動画にしてyoutubeやVimeoなどにアップしたものをメールでURLを添付して送るものです。
長くて6分以内など時間指定するカンパニーもあります。また、たまに写真と同じで見たい動きを指定するカンパニーもあります。
例を出すと、イギリスのNorthern Balletは2016年度の募集ではクラスワークを撮る指示がありました。
アダージオ32カウントを左右それぞれ、ピルエットにアレグロにグランワルツ。スカート着用なしのレオタードとタイツのみです。男性はそれにプラスしてトゥールだったかな?すみません、男性はうろ覚えですが、この様に指定するところもあるのでこちらも募集要項を要チェックです。
当たり前のことですが、女性はクラシックバレエを撮る時はトウシューズのみです!バレエシューズで踊っても意味ないです。
また、「バリエーション2曲」や「パートナリングの動画」など、動きの指定はなくても内容の指定のある場合もあります。
ちなみにオープンオーディションの場合は現地で直接誰でもお金さえ払えばウェルカムのオーディションなので動画は必要ないです。
動画が必要なのは事前のインビテーション(招待)が必要なオーディションかビデオオーディションのみです。
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いかがでしたでしょうか?
今回は基本的なことを書いたので次回はその3点(CV、写真、動画)を一つずつもっと詳しく書いていきたいと思います。
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