本気でバレエの就活!

本気でバレエダンサーになりたいけどどうしたらいいの?そんなバレエの就活を1から教えるブログです。

【応用編パート2】CVってなに書けばいいの〜!?をご説明します

それではさっそく後半編をば。

 

パート1では

・職歴 (Professional Performances)

・レビュー (Reviews)

・学歴/資格 (Education/Qualifications)

この3つをご紹介致しました。そして長くなってしまったので、パート1、2に分け、今回は

・賞歴 (Awards)

・(一緒に仕事をした)振付家 (Choreographers)

・レフェリー (Referee)

についてのご説明をしたいと思います。

パート1をご覧になられていない方はこちらへ

balletauditionhow.hatenablog.com

 

・・・

 

・賞歴 (Awards)

賞歴とは国内、海外のコンクールでの入賞歴のことです。もし賞歴がありましたら積極的に書きましょう。

正直日本のよく分からないコンクールでも1位から3位くらいまでだったら読み手もその規模が分からないので取り合えず「おぉ」と思います。そう思わせたらしめたもんです。

なにもローザンヌや世界の名だたるコンクールで入賞しただけが相手が関心を示すツールになるとは限らないのです。大切なのは聞こえです。

聞こえがいいと相手も食いつきます。食いつくと「どんな踊りをするのか見てみたい」という関心・興味に変わります。

その段階をクリアしないとオーディションのインビテーション(招待)にはこぎつけません。

文章は大袈裟に、華やかに、いかにも価値があるかのごとく!

 がんがんセルフプロモーションしていきましょう。

 

私がプロモーションをしないと一体誰がするんだ?

私はそのスタンスで謙遜なしの、日本人からしたら「なにそれ自慢?」のような文章で作成させて頂きました。それでいいんです。なんせ相手は外人です。外人に謙遜はそのまんまの言葉で受け取られて馬鹿を見るだけです。(それほどオブラートに包んでものを言うという文化がないということです)

 

また順位だけでなくスカラシップを頂いた、努力賞をもらった、などなどなんでもいいです。先ほども申しましたように聞こえ優先です。使えると感じたら書いてしまいましょう。

 

こちらも書き方はパート1の職歴の欄と同じで「年、受賞した内容、何処で(またはなにで)受賞したか」の3点を書きます。

例:

2011 Award for Excellence, The ABC Ballet School

 

・振付家 (Choreographers)

こちらはですね、書くことによって横の繋がりの最たるものを利用しようという手ですね。
 
どんな世界もそうですけどバレエの世界もなかなか狭いものですよね。
そんな時に過去に一緒にリハーサルやお仕事をした振付家やディレクターでもいいです、そちらをこういったところに書くとですね、もしその方を読み手が知っていたり知り合いだった場合「必殺 横の繋がり」が発動する可能性が出る訳ですね〜(あくまでも可能性ですよ)
これはヨーロッパやアメリカなんかの陸続きの国から国に移籍をしたい場合なんかは特に使えます。
 
もし学生の方でそのような経験をまだされていないようでしたら、この項目はTeachersに変えて、学校で学んできた先生の名前を有名な順から記入したらもしかしたら先方の興味に引っかかる可能性も出るかもしれません。
…はいそうです、必死です。
 
 
では最後に

 ・レフェリー (Referee)

 

レフェリーと聞くとボクシングの審判員のイメージしか湧かないかと思いますが、この場合は「あなたの踊りや人間性の評判を聞ける信頼のおける相手」という意味です。

こちらをCVに書いておくと稀にですが先方があなたのことを気になったけどどういったダンサーであるのか事前に小耳に挟んでおきたい時に連絡をしてみることがあるようです。

私は記入しておいていままでレフェリーに連絡が入ったことはないと思います。

じゃあこの項目は別に必要ないのでないか、との声が上がってくるかとは思いますが、レフェリーを書くとCVの信頼性が上がるのですね。だから一応項目の最後として添えておくのです。

ですので、あまり神経質にならずにただあなたのことを評価してくれそうな信頼の置ける方に事情を説明して、レフェリーとしてCVにあなたの連絡先を記入してもいいかと聞いて、あとはその方の名前と肩書きと国番号付きの電場番号とメールアドレスを添えておくだけでよろしいです。

 

...さてCVは完成しました!

あとはそこに挿入するダンス写真を適当にぴぴぴと貼るだけです!

 

え?写真の話は聞いてない?写真は用意するの?どんな写真?

あらま。では次回「写真のよく見え方」でそちらの方をくわ〜しくご説明させて頂きます。

 

ではご覧頂きありがとうございました〜!

良いGWをお過ごしくださいね。

【応用編パート1】CVってなに書けばいいの〜!?をご説明します

さて前回はCVの基本編、すなわち

・氏名 (Name)

・生年月日 (Date of Birth)

・身長/体重 (Hight/Weight)

・国籍 (Nationality)

・(もしビザを持っていたら)種類、有効期限 (Type of Visa)

・住所 (Address)

・連絡先 (Contact No/Email)

を書くにあたって留意すべきことをご説明いたしました。

 まだ基本編を見られていない方はこちらへ↓

balletauditionhow.hatenablog.com

ちなみに初めて公開した時から少し加筆させていただきました。

あと恥ずかしながらも自身のお祈りメール(不合格通知のメール)も晒しました。

大抵はこちらがコピペでのメールならばあちらもコピペでのメールです。

「へ〜、こんな感じでカンパニーからの返信が来るんだ〜」

というちょっとした参考にでもなれば。

 

・・・

 

今回は応用編ということでこちらの項目についてご説明したいと思います。

 

・職歴 (Professional Performances)

・レビュー (Reviews)

・学歴/資格 (Education/Qualifications)

・賞歴 (Awards)

・(一緒に仕事をした)振付家 (Choreographers)

・レフェリー (Referee)

 

細かく始める前に、全てに当てはまっていることは「簡潔に・古すぎる情報は載せない」です。

写真を含めて全体で4ページ程で済ませたいので、あまりに古い情報はたとえ「良い役だった、良い結果だった」としても載せるのはNGです(というか意味ない)。過去5年以内で留めておきましょう。

ではまず一つ目のこちらから。

 

・職歴 (Professional Performances)

例:

2015 Swan Lake (Cygnets) ABC Ballet Company, City Center Hall

 

年、公演または作品名(このように太字で少し斜体にしましょう)、役柄、バレエ団の名前、公演をしたホールの名前を書きましょう。そしてそれらを最新の年の順から書きます。

 

私は既にプロとして活動をさせて頂いた上での移籍という意味での就活なのでこちらの英訳は"Professional Performances"とさせて頂きましたが、もし学生などでまだプロとして(すなわちお給料を頂いて舞台に立つ)経験をされていないというのであればこちらは"Performance Experience"と書いて過去の舞台経験を書きましょう。

ただし、学生の方でもゲストとして舞台に立ったことあるよ!お給料もらったよ!という経験があるのでしたら是非"Professional Performances"として書きましょう!

そしてその下に"Performance Experience"の項目も立てて、他のアマチュアとしての舞台経験を書きましょう。

 

何故かというと、バレエ団はやはり経験豊富だったり即戦力を好みます。

バレエ学校付属のバレエ団でしたらその学校出身の生徒を積極的に取りますし、育てていく気はもちろんあるのですがそうでもなければ基本的に卒業ホヤホヤのどこの馬の骨とも分からない新米ダンサーは

「こちとらアンタに手取り足取りプロとしてのいろはを教える気はないんさね!」

というスタンスです。

 

なのであっちこっち移籍なんかは当たり前の、プロも新米もごっちゃに就活するのが当たり前のこの世界ではどうしてもプロとしての実績のあるダンサーの方が安心して取れるということで優遇されるのです。

お教室の発表会や学校公演では半年前から一回や二回ある公演のためだけにそのことだけをじっくり練習させてもらえますよね?

しかしプロの世界ではそんな悠長にリハを組むことはありえません。それが年100公演を超える大きいカンパニーであれば二つや三つの作品を同時進行でこなしてその夜は本番、なんてことが日常になります。

踊りをものにする処理スピードの速さやプロとしての心構え、体のケアや体調管理など様々な理由で経験豊富が優遇される意味が分かりますね?

 

そんな訳で、あれば"Professional Performances"として、たとえそれが一個しか書けないとしても胸を張って堂々と書きましょう!

 

・レビュー (Reviews)

 例えば私のCVには学歴、職歴といった基本的なことの他にバレエ雑誌に自分が出演した公演の踊りの評論があったので、一部を抜粋して「Review」という項目を作りました。

このように、もしご自身で雑誌や新聞で取り上げられた記事があったら一部を抜粋して(全文を載せると長いので)文章の最後にソース元と記者の名前とその公演の名前などを載せると第三者からの信ぴょう性が増すのでおすすめです。またCVの内容も華やかになります。

 

・学歴/資格 (Education/Qualifications)

こちらは説明不要?

学歴とはもちろんバレエの学歴ですよ!

ではささっと飛ばしてお次は

 

…と言いたいところだったのですが、少し長くなってしまったのでパート1、2に分けたいと思います。

 

では続きは次回で!

アディオ〜ス

Ballet Zurich ソリスト男性ダンサー募集

Ballet Zurichのソリストの男性ダンサーの募集です。

 

場所:スイス、チューリッヒ(Switzerland, Zurich)

連絡先:audition@opernhaus.ch

身長:180cmから

HP:

www.opernhaus.ch

 

バレエチューリッヒはコンテやモダンがやはりヨーロッパということで盛んなカンパニーです。でも国自体が小さいからというのもありますが、去年は眠れる森の美女をやっていたり、スイスでクラシック作品も唯一両立してやっているバレエカンパニーです。

 

ソリストのスタンダードでも俺はいける!!という180cmは身長のある方、是非是非トライ!

 

【基本編】CVってなに書けばいいの〜!?をご説明します

こんにちは、みのりです。

 

さて、先日はオーディション応募をするにあたっての基本的に必要なもの三点を簡単にご説明致しました。今回はその中から一つずつ特記して書いていきたいと思います。

まだ最初の記事をご覧になられていない方はこちらのページを。

balletauditionhow.hatenablog.com

 

【1】CV

(CVのそもそもの言葉の意味って?と疑問に思われた方!先述した記事に説明が載っていますのでそちらでご確認下さい^^)

 

まずは基本的なことをば。

これはResumeも同じことですが、CVに必ず書かなくてはいけない事項は

 

- 氏名 (Name)

- 生年月日 (Date of Birth)

- 身長/体重 (Hight/Weight)

- 国籍 (Nationality)

- (もしビザを持っていたら)種類、有効期限 (Type of Visa)

- 住所 (Address)

- 連絡先 (Contact No/ Email)

 

です。

 

メモとしては、体重に関しては気にしないというか書くことを特別求めないカンパニーもあるのですが求めるカンパニーも半々くらいであるので、面倒臭いので書いてしまいましょう。

ビザはもし持っていたら外国人ダンサーとしては大変な武器になるので是非是非書きましょう。学生ビザも書きましょう。

ビザは特に外国人を取ることが昨今難しくなっている国では特にアピールポイントになります(アメリカ・イギリスなど)。

学生ビザの場合、もちろんそのままお給料を頂いて働くことは違法になってしまいますがカンパニーのその他のオプションとしてアパレンティス(研修生)やトレイニー(練習生)などに所属出来る余地はあるのでじゃんじゃん書きましょう。

有効期限は例え切れそうでも気にせず書いてね☆ なにも持っていないのとでは聞こえが全然違うから(私は日本からだったからなにも書けなかったのさ…泣)。

 

連絡先の電話番号は国番号を必ず付けて書きましょう。

もし国内携帯と海外携帯とで使い分けていたら(in Japan) / (without Japan)などなんでもいいので一言添えたら親切かも^^

…まぁ相手はいま自分が何処で活動してるかなんて知ったこっちゃない話ではあるけども〜

 

また、メールアドレスなのですが、もし

「このアドレスはオーディション(またはビジネス用)としては不向きだな…」

と感じたらその予想は大方正しいのでこの場をいい機会と思って新しいアドレスを作りましょう!

余談ですが私の留学時代、一番仲が良かった友達とメアド交換をした時に「balletqueen.lovecookie」(仮)みたいなアドレスに「おぉあなたがバレエクイーン!バレエクイーンここに現る!!」と当時は相当いじらせて頂いた記憶がございます。(しかもラブクッキーなんてここで自分の好物をお知らせしちゃだめ〜> <)

 

ちなみに良いメールアドレスの手本は本名をそのまま入れてしまうことです。

先方に少しでもスムーズに返信して頂きたいと思ったら本名がシンプルイズベストです。

でもあくまでも「ビジネス用としてはちょっと…」というのだったり、あまりに長ったらしいアドレス以外でしたらそんなに気にすることはありません。

 

そしてこれが一番大事なこと。

それは

 

盛ること!!!!!

 

です!!!(いま既にびっくりマークを2つほど盛りました)

 

盛る、それはこの世界ではおっけーなことです。

おっけーというか、生きる上ではしょうがないことというべきですか。

嘘ではあります、確かに。でも嘘も方便って言葉があるじゃないですか。あと正直者は馬鹿を見るって言葉もあるじゃないですか。

 

なにを盛るかって?

身長に決まってるじゃないですか。

 

筆者は身長が低いです。155cmちょい下のリトルバレリーナです。

そんなリトルがオーディションで戦うためにはまずCVの身長を盛らないと話になりません。

 

世界のバレエカンパニーの標準身長は高いです。

ヨーロッパなら165cm、その中でも高身長で有名なモンテカルロバレエなんて女性で170cmがミニマムの募集です。嘘じゃないんです…あぁ泣きたい…

f:id:tako_ika_2487:20160423011235j:image 

追記:自分で過去に送ったメールの返信を見直したらミニマムは165cmでした。(嘘じゃないと言っておいて嘘でした、すみません)

標準は170cm」という解釈でしたね。間違えました!

 

このようにあちらはばっさり/(^o^)\「お断り」してきます。

先ほど「あぁ泣きたい...」と申しましたが、お断りのメール、通称「お祈りメール」(不合格通知の文末は必ず"good luck for your future"と締めくくられるため)にいちいち感傷的にならない強いメンタルも大切です。

 

…身長の話は私のバレエ人生において切っても切れない、身に詰まされる思いを散々してきたのでまた別の記事でお話ししたいと思いますが、とにかく160cm以下では正直お話にならない数字と思っているカンパニーがほとんどなのです。

そんなカンパニーはまず身長だけを見ます。身長だけを見て、例えば「うちは163は欲しいんだよな〜」と思ってCVの身長がそれに達していなかったらそれでおしまいです。他の情報や写真なんかは一切見ずに、です。

 

だから嘘も方便で5cmまでは良しとして盛りましょう。

さすがに10cm、15cmと際限なく盛りすぎると今度は自分がオーディション現場で大変な思いをするのでそこは節度を持って(どの口が言っているんだ)調節しましょう。

 

でも本当に!これ盛ってて常識です。

理想は165cmから上です。163cmでミニマム判断で160cm以下は各々のカンパニーの判断で変わります。

う〜んな話、最初160cmの書類で送って落ちて、二回目に165cmで送ったら受かった、なんて話も聞きます。

あと165cmからの募集を律儀に164cmと本当の身長で送ったら落ちた、なんて話も聞いたことがあります。

 

元々身長の高い方は自信を持って、その他の方は節度の範囲内の盛りをしましょう。

 

・・・

 

取り合えず基本編はここまでです。

次回、応用編を書きたいと思います!

なにか質問、感想などございましたらコメント欄にてお願い致します。

スター、ブックーマーク、読者登録してくれたら感涙です。

 

ご覧頂きありがとうございました^^

 

 

 

 

 

2016年度 ヴァルナ国際バレエコンクール 参加申し込み

ブルガリアのヴァルナで行われる国際コンクールのお知らせです。

 

開催日:2016年7月15日〜7月30日

参加申し込み期限日:2016年4月30日

場所:ヴァルナ、ブルガリア(Varna, Bulgaria)

連絡先:varnaibc@gm

対象年齢:15歳〜26歳(ジュニア/15~19歳、シニア/26歳以下)

HP:IBC Varna 2016

 

言わずと知れた有名な国際バレエコンクールのひとつがこちらの「ヴァルナ国際バレエコンクール」です。

2年に一回の開催なので25歳の方はラストチャンスということでお気をつけ下さい。

 

グループAがシニアで26歳以下、グループBがジュニアで15歳から19歳の部門です。
またソロで踊るかペアで踊るか選ぶことが出来ます。ペアの場合は女性で参加ならその男性は黒子役ということになって、あくまでも個人で出るというシステムです。
 
課題曲が死ぬほどあることでも有名な超過酷なコンクールです。
以下死ぬほど過酷な詳細。
 
・ファーストラウンド
パドドゥまたは2つのクラシックバリエーション
 
・セカンドラウンド
-パドドゥまたは2つのクラシックバリエーション
-コンテンポラリー作品
 
・サードラウンド
-パドドゥまたは2つのクラシックバリエーション
-コンテンポラリー作品
 
…ということでもしソロで挑む方は計8曲の準備(クラシックのソロ6曲にコンテ2曲)、パドドゥでも5曲も準備をしなくてはいけません。
野外ステージのため、その環境でも過酷なことで有名なコンクールです。スケジュールも昼間は日差しが強いため日没から夜中にかけて(!)踊るという驚きの工程です。
 
こちらのコンクールは特にスカラシップ賞などはなく(個人的なものはあるかと思いますが)あくまでも金銀銅の順位を決める純粋な目的のものです。また年齢も26歳までと幅広く参加出来るためバレエ団に在籍してる方も受けられたりするのでプロ向けのコンクールとも言われています。
 
昔は参加者全員の渡航費や現地でのホテルなども全て主催者が賄ってくれる素晴らしいシステムだったのですが現在はさすがに自腹になってしまったようです^^;
しかしながら参加したら必ずや自身のステップアップに繋がるコンクールであると言えましょう。
 
ご興味のあって参加したい!という方、申込書のダウンロードはこちらへ ↓

http://www.varna-ibc.org/site/wp-content/uploads/2015/09/APP-FORM-27th-IBC-VARNA-2016-En.-1.pdf

オーディション申し込みで必要なものって?

こんにちは、みのりです。

 

今日はバレエのオーディションをするにあたってなにを用意するべきか、基本的なことをお書きしたいと思います。

 

・・・

 

このブログを書くにあたって、どこから記事を書いていけばいいかな…と思った時に真っ先に過去の自分を思い出しました。

バレリーナになりたいと本気で思い始めたのは、留学して1年経った後だったので16歳と割とこの世界では遅い年齢だったのですが、それでも踊ることは好きでも書類を揃えることや英語でリサーチすることは大の苦手のずぼらな性格だったので、そこらへんは「知っていないとなぁ」と思いつつもへらへらと全く分からないままでした。

 

なのでそんな過去のボンクラな自分に教えるように(皆さんは決してそのようなものではないですが)、分かりやすくご説明したいと思います。

「もう知っているよ〜」という方はおさらいのつもりで見て頂くか、飛ばしてしまっても構わないです。とにかくベーシック編。

 

まず大抵のカンパニーがオーディションの告知で用意してね〜と言っているのが

・CV(またはResume)

・写真

・オーディション動画

です。

 

まずCV。

CVってなに?なんのこと?という方、至極まともな質問です。大丈夫、全然分からなくて当たり前の単語です。

 

CVとはCurriculum Vitaeの略で、いわば履歴書ですね。ただその後に書いたResumeとなにが違うのかというと、どちらも履歴書という意味は正しいのですがResumeの場合はもっと簡潔且つシンプルで、日本の履歴書の様なスタイルの書き方です。対してCVはResumeのもっとアピールしたバーションといった感じで、職歴や学歴+もう少し踏み込んだことや自分でアレンジしたアピール内容を盛り込むタイプの履歴書です。

 

次に写真は主に顔写真(headshot)とポーズ写真(dance photo)です。

たまにポーズ写真を指定してくるカンパニーもあるので(例えば一番アラベスクなど)、そこらへんはカンパニーのオーディション告知の文を要チェックです。まぁ言うてもほとんど指定するカンパニーはありません。

ちなみに東京バレエは私が過去に書類を送った年では立った一番ポジションのみの指定でした。高身長、スタイル抜群の方以外には地獄の様なポジションでの写真指定で、書類で落ちてしまったことは言わずもがなです...- -

このように、指定してくる系はカンパニーがなにを求めているのか、どういう人材が欲しいのか分かりやすいですね。

 

最後に動画ですが、こちらはダンサーとしての自分を最大限によく見せられる踊りを動画にしてyoutubeやVimeoなどにアップしたものをメールでURLを添付して送るものです。

長くて6分以内など時間指定するカンパニーもあります。また、たまに写真と同じで見たい動きを指定するカンパニーもあります。

例を出すと、イギリスのNorthern Balletは2016年度の募集ではクラスワークを撮る指示がありました。

アダージオ32カウントを左右それぞれ、ピルエットにアレグロにグランワルツ。スカート着用なしのレオタードとタイツのみです。男性はそれにプラスしてトゥールだったかな?すみません、男性はうろ覚えですが、この様に指定するところもあるのでこちらも募集要項を要チェックです。

当たり前のことですが、女性はクラシックバレエを撮る時はトウシューズのみです!バレエシューズで踊っても意味ないです。

また、「バリエーション2曲」や「パートナリングの動画」など、動きの指定はなくても内容の指定のある場合もあります。

 

ちなみにオープンオーディションの場合は現地で直接誰でもお金さえ払えばウェルカムのオーディションなので動画は必要ないです。

動画が必要なのは事前のインビテーション(招待)が必要なオーディションかビデオオーディションのみです。

 

・・・

 

いかがでしたでしょうか?

今回は基本的なことを書いたので次回はその3点(CV、写真、動画)を一つずつもっと詳しく書いていきたいと思います。

 

*質問や記事の感想などございましたらお気軽にコメント欄にお書きください。

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Theater Magdeburg 男性インターンシップ募集

ドイツのマクデブルク(Magdeburg)にあるカンパニーの募集です。

 

応募締め切り日:2016年4月15日

期間:2016年8月25日〜2017年7月31日
場所:ドイツ、マクデブルク(Germany, Magdeburg)
連絡先:martina.soltschik@theater.magdeburg.de
必要なもの:CVと写真
 
ソロ、コールドバレエでのクラシックのテクニックがしっかりある方、興味がありましたらメールでCVと写真を添付して送って下さい。
招待者のみがプライベートオーディションに臨めます。
 
・・・
 
マクデブルクはベルリンとライプツィヒの西に三角形の様な形で中間あたりにある場所です。
こちらのバレエ団はネオクラシック専門のコンテンポラリー作品も踊るカンパニーのようです。ドイツではこのタイプのカンパニーは多いですね。
インターンシップということで若い方向けの募集ですね。
 
男性のみの募集のようで…女性も募集させてあげて〜〜泣